「わかめ」は育成環境に左右されやすい海藻で、成長する場所や時期によって形態が大きく異なります。 日本では、茎の太さ・長さ・葉の厚み・切り込みなど、その形態の違いから日本二大産地「南部(三陸)わかめ」と「鳴門わかめ」を区別する事がありますが、元々の種類が違うという訳ではありません。一般的に、外洋や沖合いなど波浪や潮流が激しいところで育ったわかめは、茎が長く、葉も肉厚で、切り込みも大きくなります。内湾など穏やかな海で育ったわかめはその逆ということになります。
現在、国内で流通しているわかめは輸入物が大半を占めています。 国産わかめとなると、養殖ものが多く、天然ものは4%しかありません。そのため、「国産の天然わかめ」はかなり貴重なものとなっています。 三陸ブランドのわかめは全国的にも有名ですが、岩手県宮古を境に生育状況が異なり、吉浜や広田湾などの南三陸では養殖が盛んで、断崖絶壁の多い北三陸では天然わかめを収穫することができます。 完全に天然のものは、養殖に比べ極端に少ないため、地元の方でもなかなか口にすることがありません。もちろん、首都圏への流通もわずかです。 本物のわかめの味を知っている人はごくわずかではないでしょうか。だからこそ、わかめ本来の味、食感を思いっきり楽しめる「天然わかめ」を食べていただきたいのです。今まで食べてきたわかめとは違うと驚かれることでしょう。
ムラサキウニやホヤなど希少価値が高い海産物の産地として知られる洋野町「種市」
白波が打ち寄せる断崖や岩礁が入り組んでいる三陸海岸で美味しい海藻類が豊富に育つのはその地形がもたらしたものと言われております。
その種市で明治44年から「海草」を中心に商売をされてきた「海藻のプロ」のひろの屋。
とくに希少価値の高い「天然わかめ」は、ここ数年全国的に広がりつつあります。養殖や海外産が多い「わかめ」の市場に「天然わかめ」で勝負し続けるのは自信があるからこそです。
種市に伝統的に受け継がれてきた潜水技術で100年以上の歴史を持つ「南部もぐり(ヘルメット式の潜水技術)」で行う命懸けのホヤやウニの漁同様、天然わかめも昔から激しい波の中素潜りで、ひとつひとつ丁寧に手で収穫。漁師や生産者の心のこもった細かい対応がより希少価値を高めているのです。
50年ほど前、三陸地方でわかめの芯を食す方法として開発されたのが”剣山わかめ”です。
わかめの芯を剣山のような道具で裂いて細切りにするところから名づけられました。天然わかめの茎の食感を残し、食物繊維を破壊しないように試行錯誤してきた中で剣山で丁寧に手作業で引くことが最適だと考えられ、改良を重ねこの海の恵みを長い間商品化し、世に送り届けてきました。
漁師が命がけで採る天然わかめは、養殖よりも遥かに肉厚で、旨味があります。「慎重にそして丁寧に」作りての気持ちがそのまま商品になっています。これぞまさにわかめといえるのではと思います。
100年以上受け継がれる海藻のプロ魂「ひろの屋」ではこれからもみなさまに本物のわかめを提供し続けていきます。
株式会社ひろの屋 http://hirono-ya.com/
<清次郎について>
岩手県盛岡市・宮城県仙台市・青森県弘前市に展開している明治9年創業の老舗魚店直営のグルメ系回転鮨店です。目利き職人が厳選した極上ネタで旨い鮨を握っています。「食の安心・安全」を心がけ、お客様に心から喜んで頂けるような、お客様の期待を上回るお店作りを約束します。http://www.seijiro.jp/
当店の鮮魚部門「田清魚店」は岩手県内11店舗に展開している明治九年創業の鮮魚店です。当ショップ「海鮮問屋田清」の商品は、「田清魚店」の目利きが妥協することなく厳選したものだけをご提供しています。東北各地の料亭、寿司店、旅館、ホテルなど大切なお取引様へご提供する「田清ブランド」の食材は、お客様に「ここに来て本当に良かった」と心から満足して頂ける商品です。
http://www.tasei.jp/sakana/
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